尼崎事件・李正則の現在と判決の真相!巨漢実行犯の服役と生い立ち

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神戸地裁で開かれた裁判員裁判の法廷記録は、李正則が果たした役割の残酷さと、美代子の支配構造の異様さを克明に物語っています。

李正則が問われた主な罪状は、岡山県日生湾の海底からドラム缶詰めで発見された女性に対する殺人罪・死体遺棄罪、さらには兵庫県尼崎市の民家床下や高松市で相次いで発覚した複数被害者への傷害致死罪・監禁罪など、計6件に上る凶悪事犯でした。法廷に現れた李正則は、丸刈り頭に黒のジャージ姿で、かつての獰猛な印象とは対照的に、背中を丸めて消え入りそうな声で証言台に立ちました。

弁護側は「角田美代子の強烈な暴力とマインドコントロール下にあり、逆らえば自らも生命の危機に瀕する状態(心神耗弱・強要された行為)であった」として有期刑への減軽を主張。しかし、検察側は「美代子の指示を忠実に実行しただけでなく、自らの判断で暴力をエスカレートさせ、被害者を絶命に至らしめた責任は主犯級に匹敵する」として無期懲役を求刑しました。

判決では、美代子の精神的支配の影響を一定程度認めつつも、「犯行時における意思決定の自由が完全に喪失していたとは認められない」「屈強な体躯を用いて振るわれた暴行は執拗かつ冷酷極まりない」と断罪。一審の神戸地裁、二審の大阪高裁ともに無期懲役判決を下し、最高裁でそのまま確定判決となりました。

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