気象庁の降水量データ徹底解剖!1Mmの体感から命を守る豪雨基準まで
気象庁が刻一刻と変化する雨の状況を正確に捉えられるのは、日本全国を網羅する観測網アメダス(AMeDAS:地域気象観測システム)のおかげです。現在、全国約1,300か所の降水量観測所において、おおむね17kmから21km間隔で雨量が自動計測されています。
アメダスの雨量計内部には「転倒ます型雨量計」と呼ばれる仕組みが採用されています。直径20cmの受水口から入った雨が0.5mm分溜まるたびにシーソー状の升が左右に傾き、その転倒回数を電気信号に変換して雨量を測定します。このデータが通信回線を通じて気象庁本庁へ集約され、10分ごと、あるいは1時間ごとのアメダス降水量速報として瞬時に配信されているのです。
さらに現在では、全国20か所の気象ドップラーレーダーと地上のアメダスデータを融合させた「高解像度降水ナウキャスト」により、観測所と観測所の隙間を埋める250mメッシュのリアルタイム雨量情報が提供されています。自宅や職場周辺で「今まさにどれだけの雨が降っているのか」をピンポイントで把握できる環境が整っています。