平本淳也とジャニーズ問題の真実|経歴から当事者の会解散の現在まで
平本淳也氏は1966年生まれ、神奈川県出身。1980年、13歳の時にジャニーズ事務所へ入所しました。当時は田原俊彦氏や近藤真彦氏が爆発的な人気を博していた黄金期の黎明期であり、平本氏もジャニーズJr.の主要メンバーとして歌番組やコンサートのバックダンサーを務めました。 Jr.内ユニット「SHADOW」などを経て、事務所退所後はテレビ東京の人気番組から誕生した男性アイドルグループ「新選組」のメンバーとしてレコードデビューを果たすなど、昭和末期の華やかなアイドルシーンの表舞台を経験しています。 転機となったのは、1990年代半ばからの言論活動でした。1996年に上梓した『ジャニーズのすべて』をはじめとする一連の著書において、華やかなステージの裏に隠されていた創業者・ジャニー喜多川氏による性加害の実態を詳細に記述。当時、大手メディアが一切報じなかった芸能界最大のタブーに対し、実名・顔出しで異を唱えた数少ない存在でした。 当時の社会環境は現在と大きく異なり、男性に対する性暴力への理解が乏しく、出版後は「売名行為」「暴露ビジネス」といった心ない中傷に晒され、孤立無援の闘いを強いられることになりました。しかし、このときに残された記録こそが、後のBBC報道や社会的な再検証における極めて重要な一次資料となったことは歴史的な事実です。