日本代表の「10番」を背負う男は誰だ?エースナンバー継承の裏側
歴代のサムライブルーを振り返るとき、背番号10の系譜は常に時代を象徴するスターの足跡と重なる。左足の一振りで世界を魅了した中村俊輔は、精密なフリーキックと圧倒的な戦術眼で自国開催の熱狂から南アフリカ大会の歓喜までを支えた。彼の優雅なプレーは、日本における「10番像」を決定づけたといっても過言ではない。
その後、バトンを受け継いだ香川真司は、ドルトムントやマンチェスター・ユナイテッドで磨き上げた圧倒的なアジリティとゴール感覚で前線を牽引。ブラジル、ロシアと二度の本大会で世界中のディフェンダーを翻弄した。中村が「静の司令塔」だとすれば、香川は「動のアタッカー」。プロサッカーの進化とともに、この番号に求められるプレースタイルも絶えず変化を遂げてきたのだ。