リトル・テキサス現在の姿と脱退の真相!90年代名曲の全軌跡
全米を席巻しグラミー賞候補にも名を連ねた彼らでしたが、栄光の影で急速に軋みが生じ始めます。その最大の要因は、レコード会社とマネジメントが課した年間300本近い過酷なライブツアースケジュールでした。
1994年、バンドの重要なソングライターでありキーボード兼ボーカルを務めていたブレイディ・シールズ(Brady Seals)が突如脱退します。当時の関係者証言や本人の回顧によると、極限の疲労による心身の疲弊に加え、自身のソロプロジェクトや独自のアコースティック路線を追求したいという創作意欲がバンド内の方向性と衝突したことが決定打となりました。
さらに1997年、バンドの「顔」であったリードボーカルのティム・ラシュロウ(Tim Rushlow)も脱退を決断します。フロントマンとしての重圧とソロシンガーへの転身志向、そしてアルバムセールスの伸び悩みという商業的プレッシャーが重なり、オリジナルメンバー6名による結束は完全に瓦解。バンドは同年に無期限の活動休止(事実上の解散)へと追い込まれました。