サッカー日本代表W杯2026完全ガイド!予選突破と選考の裏側
第2期森保ジャパンの最大の転換点は、従来の4-2-3-1や4-3-3から、攻撃的3バック(3-4-2-1 / 3-4-3)への移行です。2024年のアジアカップ敗退時、ロングボールへの対応や引いた相手の崩しに課題を残したチームは、劇的な戦術的アップデートを敢行しました。
このシステム変更の恩恵を最も受けているのが両ウイングバックです。三笘薫や中村敬斗、伊東純也、堂安律といった欧州の最前線で個の打開力を誇るサイドアタッカーを高い位置に配置し、幅を取らせることで相手の守備ブロックを広げます。さらにシャドーに位置する久保建英や南野拓実、鎌田大地がハーフスペース(相手DFとMFの間の縦エリア)を自在に突く構造が完成しました。
歴代のワールドカップ成績を振り返ると、日本代表は2002年日韓大会、2010年南アフリカ大会、2018年ロシア大会、2022年カタール大会と計4回ベスト16へ進出しましたが、いずれもPK戦や劇的な逆転負けによって「ベスト8」の厚い壁に阻まれてきました。森保監督がメディアの個別インタビューで「世界基準の個と、日本の組織力を融合させた能動的なサッカー」と語る通り、リアクション主体の守備的戦術から、主導権を握ってゲームを支配するスタイルへの脱皮こそが、ベスト8突破への決定打となります。