デンプシーロールとは?最強必殺技の衝撃原理と実戦で暴かれた「弱点」の真相
カウンター対策とさらなる威力の向上を目指して開発されたのが「新型デンプシーロール」です。
従来の水平方向(横)の八の字軌道に加え、上下の縦回転(アッパーの軌道)をランダムにブレンドすることで、相手に予測を絞らせない3次元的な軌道へと進化を遂げました。さらに、相手がカウンターを放とうとした瞬間に急激なブレーキをかけてパンチを空振りさせ、そこから別角度で叩き込む「静と動の緩急(ストップ&ゴー)」が組み込まれています。
しかし、この新型は急ブレーキと方向転換の際に膝や腰、さらには脳へ尋常ではない負荷をかけるため、ボクサー自身の肉体を限界まで削る諸刃の剣でもあります。フロム・ザ・コーナーで描かれる一歩の苦悩と肉体へのダメージ蓄積は、超人的な運動連鎖が抱えるリアルな代償をリアルに物語っています。