神絵師の「観察力」とデッサン術!絵が上手くなる方法をプロが解説
『やさしい人物画』の著者であるアンドリュー・ルーミスが提唱した理論は、現代のデジタルイラスト制作でもそのまま通用する普遍性を持っている。ルーミス理論の真髄は、複雑な頭部や胴体を「箱」や「球」といった単純な立体として捉え、それに遠近法(パース)を適用する点にある。
人物デッサンでありがちな失敗は、細部のディテールに囚われて全体のアタリ(比率)が狂ってしまうことだ。ルーミスの教えに従い、まずは頭身のバランスと重心の位置を正確に割り出すことが先決となる。身体の各パーツが空間の中でどのように傾いているかを「立体」として把握するトレーニングを繰り返すことで、破綻のない破格の説得力を持ったキャラクターを描くことが可能になる。