生姜一片とは何グラム?親指大の目安やすりおろしチューブ換算を徹底解説
スーパーの店頭で季節によって並ぶ「新生姜(しんしょうが)」と、通年流通している茶色い「根生姜(囲い生姜・古生姜)」を同一視して計量することも、味のブレを引き起こす典型的な盲点です。
根生姜は収穫後に数か月間貯蔵・熟成させて出荷されるもので、表皮が硬く繊維質で、水分量が約86〜88%と低めです。その分、辛味成分である「ジンゲロール」の濃度が高く、加熱によって変化する「ショウガオール」への転換効率も極めて高いのが特徴です。レシピに「生姜1片」と指定されている場合、99%はこの根生姜を前提としています。
対して新生姜は初夏から夏にかけて収穫され、貯蔵せずにすぐ出荷されるため、表皮が白〜淡い紅色で柔らかく、水分量は90%以上に達します。辛味が非常に穏やかでみずみずしいため、生食や甘酢漬け(ガリ)には最適ですが、肉の臭み消しや煮魚の香味として根生姜の分量通り(1片=15g)に使用すると、香りとパンチ力が著しく不足します。新生姜で代用する場合は、通常の1.5倍から2倍量を使用しなければ同等の香味効果は得られません。