実は普通の筍じゃない?メンマの材料の正体と簡単手作りレシピを徹底解説
メンマ市場の約9割以上は中国や台湾からの輸入原料に依存してきましたが、現在日本各地で「国産メンマプロジェクト」が急速な盛り上がりを見せています。このムーブメントの背景にあるのは、過疎高齢化や林業の衰退に伴う「放置竹林(竹害)」という深刻な環境・地域社会問題です。
昭和期に建築資材や農業用資材として重宝された竹林は、プラスチック製品の普及とともに管理が放棄され、猛烈な繁殖力で周囲の里山や水源林を侵食。土砂崩れのリスク増や生態系の破壊を引き起こしてきました。この厄介者とされてきた竹を、地域資源として蘇らせる逆転の発想が国産メンマの製造です。
国産メンマでは、春先に1〜2メートルほどまで伸びてタケノコとしては食べられなくなった孟宗竹や真竹の「幼竹」を伐採して使用します。竹林の拡大を食い止めつつ、収穫した幼竹を地域の加工場で乳酸発酵・乾燥処理することで、香ばしく歯ごたえのある上質なクラフトメンマへと昇華させています。環境保全(SDGs)と地域経済の活性化を同時に達成するソーシャルビジネスとして、外食産業やこだわりのラーメン専門店からも熱い注目を浴びています。