『寿限無』全文のひらがな完全版!長い名前の驚き由来と暗記のコツ
この長すぎる名前がついた子どもは、成長してどのような結末を迎えるのでしょうか。落語『寿限無』は、その名前の長さゆえに起こるドタバタ劇で幕を閉じます。
ある日、近所の子どもが泣きながら父親の元へ駆け込んできます。「寿限無ちゃんに頭を殴られて大きなコブができた!」と訴え出たのです。父親は「なに、寿限無寿限無…が殴ったのか?」と名前を最初から最後まで呼び直します。
さらに子どもも「そうだよ、寿限無寿限無…に殴られたんだ」と律儀にフルネームで状況を説明します。お互いに長すぎる名前を呼び合っているうちに膨大な時間が経過してしまい、最後に父親が子どもの頭を見ると――「おい、名前を呼んでいる間にコブが引っ込んじまったじゃないか!」というのが江戸落語の定番のオチ(サゲ)です。
なお、上方落語(関西)では、寿限無が川に落ちてしまい、助けを呼ぶために長屋中がフルネームを連呼している間に溺れそうになるという、より緊迫感とナンセンスさを際立たせた別バージョンのオチも伝えられています。