水滸伝ドラマ最高傑作はどれ?2011年版の評判と配信の真相
「水滸伝ドラマでおすすめの最高傑作はどれか」という問いに対し、国内外の歴史ドラマファンや批評家が迷わず筆頭に挙げるのが2011年版『水滸伝』(原題:新水滸伝)です。中華圏の至宝と呼ばれる原作の骨太なリアリズムを損なうことなく、最新の映像技術とハリウッド級のアクション監督を招聘して作られた全86話に及ぶ巨編は、まさに現代中国歴史ドラマの金字塔と呼ぶにふさわしい仕上がりを見せています。
あらすじの根幹は、汚職と専横が極まった北宋末期において、悪徳官僚や権力者の冤罪によって社会から弾き出された豪傑たちが、山東省の要害「梁山泊」へと次々に集う筋書きにあります。金看板に掲げられた言葉は「替天行道(天に替わって道を行う)」。天下を苦しめる奸臣を討ち滅ぼし、弱き民を救うために立ち上がった108人の好漢たちが、幾重にも張り巡らされた官軍の包囲網を打ち破っていく中盤までのカタルシスは圧巻の一言に尽きます。
歴史を振り返ると、中国中央電視台(CCTV)が1998年に威信をかけて制作した『水滸伝』(全43話)も、無骨で土着的な美学を極めた名作として根強い支持を集めています。しかし、テンポの良い脚本構成、個々の好漢が梁山泊へと合流するまでの濃密なエピソード描写、そして圧倒的な戦闘スケールという観点において、2011年版が総合評価で現代の評価を独占しているのが動かぬ事実です。