元棋士ハッシー橋本崇載の現在と引退理由|事件の真相と裁判判決
引退後の橋本氏は、活動の拠点を動画共有プラットフォームYouTubeやX(旧Twitter)へと移しました。当初は将棋バーの経営やファンとの交流、将棋界の裏話などを発信していましたが、次第に発信内容の大半が元妻やその親族、さらには代理人弁護士に対する過激な糾弾へと塗り替えられていきました。
橋本氏は「子どもに会えない父親の苦しみ」を前面に押し出し、法改正や単独親権制度への反対を訴える一部のネットユーザーから強い支持を集めました。しかし、その主張方法は次第にエスカレート。相手方の実名や個人情報を晒し、誹謗中傷を繰り返したことで、民事裁判において名誉毀損による多額の損害賠償命令を受けることになります。
民事での敗訴やSNSアカウントの凍結が重なるにつれ、本人の言動はさらに追いつめられていきました。2023年1月には元妻らへの名誉毀損・脅迫容疑で逮捕され、その後釈放されたものの、同年7月には滋賀県大津市の元妻の実家に侵入し、凶器(バットや刃物等)を携えて親族を襲撃するという決定的な凶行に及びました。相手方が重傷を負わずに取り押さえられたことは不幸中の幸いでしたが、かつて知性を競い合っていた最高峰のプロ棋士による暴力事件は、日本中に計り知れない衝撃を与えたのです。