なぜスマホの月撮影は白飛びする?クレーターまで鮮明に写すプロの設定術

なぜスマホの月撮影は白飛びする?クレーターまで鮮明に写すプロの設定術の背景について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

Q1:三日月や上弦の月も満月と同じ設定で撮れますか?
A1:いいえ、設定の微調整が必要です。三日月は満月に比べて光る面積が狭く、全体の光量が落ちます。満月時のシャッタースピードが1/1000秒だと暗くなりすぎるため、1/125秒〜1/250秒程度まで少し遅くするか、ISO感度を200程度に引き上げて調整してください。

Q2:望遠レンズがない格安スマホ(エントリー機)でも月は撮れますか?
A2:単眼レンズのエントリー機でも、露出を限界まで下げることで「白飛びしない黄色〜白色の丸い月」を撮ることは可能です。ただし、光学望遠がないためデジタルズームでクレーターまで鮮明に解像させるのは光学的に困難です。その場合は、市販のスマホ用クリップ式望遠レンズ(10倍〜20倍程度)の併用をおすすめします。

Q3:月と夜景(街並み)を一緒に綺麗に撮ることはスマホで可能ですか?
A3:1枚撮りの写真では物理的に困難です。非常に明るい月と非常に暗い街並みでは露出差(明暗差)が数千倍にも達するため、月に合わせると街が真っ暗になり、街に合わせると月が白飛びします。スマホで両方を綺麗に見せたい場合は、月と街並みを別々の露出で撮影した上で画像編集アプリを使って多重露光合成を行うのが現実的な手法です。

関連記事