天守と追手門が共に残る名城!高知城の穴場ルートと隠された逸話
全国に数ある城郭の中で、江戸時代からそのままの姿を保っている「現存十二天守」は極めて貴重な存在だ。中でも、天守だけでなく大手門(追手門)までもが揃って当時のまま現存しているのは、全国でもここだけという唯一無二の特徴を持つ。
慶長6年(1601年)、関ヶ原の戦いでの功績によって土佐一国を与えられた山内一豊は、水害に強く防衛に適したこの大高坂山を撰地し、城郭の建設に着手した。丘陵と平地を巧みに生かした典型的な平山城として設計されており、公益財団法人日本城郭協会が選定する「日本100名城」にも当然のごとく名を連ねている。
追手門をくぐり、天守を見上げる構図は、城郭建築の美学が詰まった絶景ポイントだ。かつて攻め寄せる敵を遮り、城主の威光を誇示した空間は、時を超えた今も圧巻の迫力で人々を迎える。