トマトの追肥タイミングはいつ?甘く実る3つのサインをプロが徹底解説

トマトの追肥タイミングはいつ?甘く実る3つのサインをプロが徹底解説の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

収穫期の果実クオリティを高めるためには、単に肥料を与えるだけでなく、養分の「質」に踏み込む必要があります。果実の糖度を高める実を甘くする肥料やり方において主役となるのは、窒素ではなく「リン酸」と「カリ(カリウム)」です。

着果が本格化する中盤以降は、窒素比率を落とし、光合成産物の転流を促進するカリウムと、細胞分裂を助けるリン酸が強化されたトマト専用肥料へシフトします。同時に、土壌水分をあえて絞ることで果実内の糖分を凝縮させる技術が有効ですが、ここで最大の障壁となるのが「尻腐れ病」です。

尻腐れ病は、果実の先端部が黒褐色に壊死する生理障害で、直接的な原因は「カルシウム(石灰)欠乏」です。しかし、土壌にカルシウムが存在していても、窒素肥料(特にアンモニア態窒素)が過多になるとカルシウムの吸収が拮抗阻害されます。確実な尻腐れ病対策としては、初期の窒素過多を抑えること、乾燥と過湿の極端な乱高下を避けること、そして着果初期に葉面散布用カルシウム剤を直接散布することが極めて有効な防除策となります。

関連記事