ウルフドッグは本当に危険?日本での飼育規制と衝撃の値段を徹底解説について押さえておきたい 理由を分かりやすく解説いたします。
一口にウルフドッグと呼んでも、その性質や外見、飼育難易度は固定された血統種と一代交雑種、さらには「オオカミの血量(含有パーセンテージ)」によって大きく異なります。世界的な畜犬団体である国際畜犬連盟(FCI)で正式な犬種として公認されているのは、わずか2種類のみです。
1つは、1930年代のオランダで作出された「サーロスウルフホンド」。ジャーマン・シェパードとヨーロッパオオカミを交配した犬種で、オオカミ特有の警戒心と優美なストライドを色濃く残しながらも、攻撃的な気質を排除する繁殖が試みられてきました。もう1つは旧チェコスロバキアの軍用犬開発計画から生まれた「チェコスロバキアンウルフドッグ」です。高い作業意欲と持久力を持ち、訓練性能を向上させた品種として世界中に愛好家を持ちます。
一方、アメリカなどで繁殖される北米系ウルフドッグは、外見の美しさやオオカミらしさを重視して交配されることが多く、血量によって以下の3つのカテゴリに大別されます。
区分・タイプオオカミ血量と特徴生体価格相場・入手難度飼育難易度・編集部の評価ハイコンテンツ
(高血量個体)オオカミ血量75%以上。
骨格、歩様、習性がほぼ野生オオカミと同等。一般的な犬のしつけは通用しない。60万円〜120万円以上
国内流通は極稀。厳格なブリーダー審査あり。★★★★★(極めて危険・困難)
専用の大型シェルター施設が必須。一般家庭の飼育は不可能に近い。ミドルコンテンツ
(中血量個体)オオカミ血量50%〜74%。
野性味ある容姿を残しつつ、ある程度の社会的協調性を持たせる交配。40万円〜80万円程度
国内専門犬舎や輸入での入手が主。★★★★☆(超上級者向け)
高い脱走防止柵とリーダーシップが絶対条件。住宅密集地は不可。ローコンテンツ
(低血量個体)オオカミ血量20%〜49%以下。
犬の性質が勝り、ハスキーやシェパードの気質が比較的強く表れる。30万円〜60万円程度
国内ブリーダーからの譲渡例あり。★★★☆☆(大型犬熟練者向け)
大型犬の飼育訓練経験があれば飼育可能だが、特有の独立心への対処が必要。FCI公認犬種
(チェコスロバキアン等)固定化された血統品種。
作業意欲が高くドッグスポーツにも適応するが、極度の運動量を要する。50万円〜90万円程度
海外ブリーダーからの直輸入が主流。★★★★☆(ハイレベル)
徹底した社会化と服従訓練を継続できるドッグトレーナー級の腕前が必須。
伊藤 翔太
フード&トラベルライター
マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。