【完全版】プロ直伝!竹垣根の作り方と耐久年数を劇的に延ばすDiy術
インターネット上のDIYブログなどでは「竹を組んで防腐スプレーをかければ10年持つ」といった楽観的な情報が散見されますが、外構・造園の現場データが示す現実ははるかに過酷です。天然竹で作った竹垣は、適切な処理を施さなければわずか3年以内に腐朽やシロアリ食害が始まります。
竹垣の耐久年数と寿命を左右する最大の要因は、「竹を伐採した時期」にあります。植物としての竹は、春から夏にかけて地中の水分と糖分を大量に吸い上げて新芽を伸ばします。この時期に切られた竹はデンプン質が豊富に含まれているため、カビ菌やチビタケナガシンクイムシなどの害虫にとって格好の餌場となり、施工後わずか1年で粉を吹いてボロボロに崩壊します。
本物の職人が使用するのは、竹の休眠期である「秋から冬(10月〜翌2月頃)」に伐採された竹材です。この時期の竹は導管内の水分が自然に抜け、糖度も最低レベルに落ちているため、虫が寄り付かず腐朽リスクが根本的に低くなります。ホームセンター等で材料を仕入れる際は、「油抜き(火変または湯変で竹油と水分を飛ばした処理)」が施された乾燥竹材(晒竹・白竹)を選ぶことが、長期耐用への最大の防波堤となります。
また、設置後の「竹垣の防腐処理と手入れ」も見逃せません。天然竹の表面は硬いシリカ質のガラス層に覆われているため、一般的な木材用浸透塗料を上から塗っても弾かれて浸透しません。竹用クリア防腐塗料や木酢液を配合した保護剤を、小口(切り口)や節の割れ目、ビス穴など「水が染み込む脆弱部分」を狙って刷毛で入念に流し込むことが、カビや腐敗の発生を数年単位で食い止める決め手となります。