小泉進次郎「80歳年金」構想の真実とは?制度改革と国民への影響
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制度上の建前が「自己決定に基づく選択肢の拡大」であったとしても、国民が抱く不安を完全に消し去ることはできない。選択の上限が引き上げられる背景には、物価や現役世代の手取り変化に合わせて給付水準を自動調整する「マクロ経済スライド」により、将来的な実質受給額が目減りしていくという冷徹な現実があるからだ。
実質的な目減りを補うために「もっと長く働き、受給を遅らせざるを得ない状況に追い込まれるのではないか」という懸念は強い。また、高齢期になっても全員が健康に働けるわけではなく、職種や健康状態による格差も大きい。長生きのリスクと自己責任論を無理に結びつけるような制度設計に対しては、専門家からも疑問の声が上がっている。