新価特約とは?全損で新車が戻る仕組みと時価の違い・落とし穴を徹底解説
新価特約とは、損害を受けた保険の対象(車や建物・家財)を、現在と同等の新品として再購入・再築するために必要な金額(再調達価額)を基準に補償する特約です。自動車保険では一般的に「車両新価特約」や「新車特約」、火災保険では「新価保険特約(再調達価額特約)」などの名称で扱われています。
日本の損害保険において、かつては経年劣化分を差し引いた「時価額」での支払いが基本でした。しかし、時価補償では「大事故で車が全損したのに、減価償却された保険金しか下りず、同じ車を買い直せない」「火災で自宅が全焼しても元の家を建て直す資金が足りない」といったトラブルが多発。これらを是正し、被保険者の速やかな生活・移動手段の再建を支援するために誕生したのが新価補償の枠組みです。
特に自動車保険における車両新価特約は、新車登録から一定期間内(保険会社により1年〜5年程度)の車両に付帯でき、大きな事故に遭った際の買い替え資金を強力にバックアップします。