言い返せない性格を克服!理不尽な攻撃から自分を守るアサーション
攻撃を受けた瞬間、声が出なくなるのは精神的な弱さのせいではない。論理的思考を司る脳の前頭前野が、過度の恐怖や緊張によってフリーズしているからだ。
アメリカの精神科医アーロン・ベックが提唱した認知行動療法の視点によれば、人が言い返せない背景には「反論したら嫌われる」「波風を立ててはいけない」という強い自動思考が働いている。危険を感じた脳が防衛反応として「死んだふり(沈黙)」を選択してしまうのだ。
公益社団法人日本心理学会の学術大会等で発表される最新研究でも、とっさの沈黙は性格というより、過去の成功体験の不足と身体的緊張反応が結びついた結果であることが指摘されている。言葉を失う原因が脳の反応プロセスにあると知るだけでも、心理的負担は大幅に軽減される。