肘のカサカサや皮むけが治らない原因とは?黒ずみ防止と即効改善ケア
ウェブの相談掲示板やSNS上では、「保湿剤を1本使い切ったのに皮むけが止まらない」「皮をむくと血が滲んでヒリヒリ痛む」といった切実な投稿が後を絶ちません。セルフケアで改善しない場合、乾燥肌の範疇を超えた皮膚疾患を疑う必要があります。
臨床現場で乾燥と最も混同されやすいのが「尋常性乾癬(かんせん)」です。肘の尋常性乾癬と乾燥の違いを見極める最大のポイントは、病変の境界と皮むけの状態にあります。乾癬の場合、皮膚が盛り上がって赤い発疹(紅斑)ができ、その表面に銀白色の厚いフケのような皮膚片(鱗屑:りんせつ)が付着してボロボロと剥がれ落ちます。無理に剥がすと点状の出血(アウスピッツ現象)が見られるのが特徴です。
一方、肘の内側だけでなく外側にも強い痒みや湿疹が広がる場合は、肘ガサガサアトピー皮膚炎の関与が考えられます。皮膚のバリア機能が著しく低下しているため、ハウスダストや汗などのわずかな刺激でも炎症が起き、強い痒みによって掻き壊してしまう悪循環に陥りやすい傾向があります。
衣服の摩擦だけでチクチクする、あるいはひび割れて出血するなど肘カサカサ痛い原因が炎症や外傷に達している場合は、通常の保湿剤が刺激となり症状を悪化させる恐れがあります。強い赤み、激しい痒み、鱗屑の付着、または痛みが数週間続く場合はセルフケアを中断し、肘の皮膚科受診目安として専門医の診断を仰ぐことが賢明です。早急な肘カサカサ痒み対処法としては、患部を保冷剤などで冷やして痒み神経の興奮を鎮め、決して爪を立てて掻かないことが鉄則です。