最終鬼畜妹フランドール・Sはなぜ伝説になったのか?爆発的人気の真相を徹底解剖
東方アレンジの枠を超え、ネット文化全体の共通言語となった最大の契機は、2007年から2008年にかけての「ニコニコ動画」黎明期における音MADブームです。
当時、マクドナルドのマスコットキャラクターであるドナルド・マクドナルドのCM映像をサンプリングした音MAD『M.C.ドナルドはダンスに夢中なのか?最終鬼畜道化師ドナルド・M』などが投稿され、数百万回規模の再生数を記録。テンポの良いリズムに合わせて映像と音声を緻密に切り刻むMAD動画の「課題曲」として本楽曲が定着しました。
さらにブームを加速させたのが、ビートまりお氏自身が2008年に投稿した動画『最終鬼畜全部声』です。楽器を一切使わず、すべてのパート(ギター、ベース、ドラム、シンセ)を自身の肉声だけで多重録音して再現したこの動画は、作者自らがミームの渦中に飛び込むエンターテインメント性を示し、動画投稿サイトの殿堂入りコンテンツとして語り継がれることになりました。