【衝撃】なぜ質量が莫大なエネルギーに?E=Mc2の本当の意味を徹底解説
歴史上、「アインシュタインはE=mc²を使って原子爆弾を作った」と語られることがありますが、これは歴史的・科学的な事実誤認を含んでいます。原子爆弾と相対性理論の関係を正確に整理しておく必要があります。
E=mc²というアインシュタインの方程式は、「質量が失われればエネルギーが出る」という自然界の普遍的なルールを記述した理論にすぎません。石炭を燃やす化学反応でも、原子核を割る核反応でも、エネルギーが発生する際には等しく質量が減少しています。ただ、化学反応では質量の減少割合が100億分の1程度と小さすぎて測定できないのに対し、核反応では観測可能なレベルで大きく質量が減るというスケールの違いにすぎません。
原子爆弾の開発(マンハッタン計画)に直結したのは、1938年にオットー・ハーンとリーゼ・マイトナーらが発見した「ウランの核分裂の連鎖反応」です。アインシュタイン自身は兵器の設計や工学的開発には一切関与しておらず、ナチス・ドイツの核開発を危惧したレオ・シラードらの依頼を受けてルーズベルト大統領への警告書簡に署名したことが、政治的な関わりとしての実態でした。公式自体は兵器の設計図ではなく、自然界の掟を解き明かした記録だったのです。