なぜ娘の英語力は急成長したのか?短期間でペラペラになった勉強法の真相
英語教育を取り巻く情報の中には、華やかな宣伝文句に隠された構造的なリスクが少なくありません。その最たるものが、「高額な環境に身を置きさえすれば自動的にバイリンガルになれる」という幻想です。
代表的な事例が、インターナショナルスクール通学の経歴を持つ子どもたちが直面する「ダブル・リミテッド(セミリンガル)」の問題です。家庭内や学校外で母国語である日本語の読解力・思考力を十分に育まないまま英語漬けの日々を送ると、抽象的な思考や論理的な文章作成がどちらの言語でも中途半端になってしまう危険性があります。大手教育機関の調査でも、インター進学者の中で日本語の補習教育を疎かにした家庭の約23%が、将来の進路選択で思わぬ学力的な壁に直面している実態が報告されています。
また、「海外留学に行かせれば1年でペラペラになる」という言説も、実態とは大きくかけ離れています。現地で日本人留学生同士で固まってしまったり、基礎的な文法力がないために孤立を深めたりするケースは後を絶ちません。環境を変えることは起爆剤にはなりますが、それを受け止める事前の基礎力と自立心が備わっていなければ、期待通りの投資対効果を得ることは困難です。