鈴木愛理とBuono! が残した奇跡|歌唱力の真相と解散の全軌跡
ユニットやグループの活動終了に際しては、ネット上で様々な憶測や「メンバー間の確執」といったネガティブな噂が囁かれがちですが、Buono!に関してはそうした憶測が完全に的外れであったことが広く知られています。
Buono!のラストライブとなったのは、2017年5月22日に開催された『Buono! ライブ 2017 〜Pi弄(ピロ)〜』(横浜アリーナ)でした。約1万5000人のファンで埋め尽くされた会場で、アンコールを含め全25曲を熱唱。生バンドの轟音のなか、3人が肩を組み合い、涙を流しながらも満面の笑みで歌い切った光景は、いまも伝説として語られています。
活動終了の直接的な理由は、メンバーそれぞれの人生の岐路が重なったことにあります。 当時、Berryz工房はすでに無期限活動停止に入っており、嗣永桃子は幼児教育の道へ進むため2017年6月末での「芸能界完全引退」を表明していました。さらに鈴木愛理が所属する℃-uteも、同年6月12日のさいたまスーパーアリーナ公演をもって解散することが決定していたのです。
誰一人欠けても成立しない3人のバランスだからこそ、メンバーの引退や母体グループの解散というタイミングを受け入れ、最高の頂点で幕を引く――。それは不仲などではなく、互いのキャリアと人生の選択を尊重し合った「極めて健全で美しい自立」の結果でした。