なぜ高い?シャンパンとスパークリングワインの違いと価格差の真相を徹底解説
大きな枠組みとして、スパークリングワインの定義は「炭酸ガスを含んだ発泡性ワインの総称」です。つまり、気泡を含むワインはすべてスパークリングワインという大きなカテゴリーに属しており、その中の一部に位置する最高峰の限定ブランドが「シャンパン(Champagne)」にあたります。
シャンパンと名乗るには、フランスの原産地呼称統制(AOC法)が定める極めて厳しい規定をクリアしなければなりません。主な条件は以下の通りです。
- 産地:フランス北東部のシャンパーニュ地方で収穫されたブドウのみを使用すること
- 製法:密閉した瓶の中でじっくりと炭酸を生み出す瓶内二次発酵製法(トラディショナル方式)を採用すること
- シャンパンブドウ品種:主に「ピノ・ノワール」「ムニエ(ピノ・ムニエ)」「シャルドネ」の3品種(一部の伝統的希少品種を含む)に限定され、手摘みで収穫すること
- 熟成期間:ノン・ヴィンテージ(年号なし)で最低15カ月以上、ヴィンテージ(年号表記あり)で最低3年以上の瓶内熟成を行うこと
これらの規定から一項目でも外れた場合、たとえ隣接する地域で同じ品種・同じ製法を用いて作られても、法律上「シャンパン」と呼ぶことは許されず、フランス国内であっても「クレマン」や「ヴァン・ムスー」といったスパークリングワインとして流通します。