なぜあの人は平気?花粉症にならない人の特徴と最新バリア対策
日本アレルギー学会の重鎮であり、アレルギー研究の第一人者として知られる岡野光博教授らの研究チームは、長年にわたりスギ花粉症のコホート調査を続けている。国家規模の取り組みである「花粉症克服研究プロジェクト」などを通じても、発症を免れているグループの生態的・生理的特徴が明かされつつある。
データが示すのは、幼少期からの自然暴露環境や、特定の食生活パターンだ。発症しない層は、未加工の醸造食品や食物繊維を日常的に摂取しており、免疫系の「教育」が適切に行われている傾向が高い。免疫が過剰防衛に走らない寛容性(イムノトレランス)を獲得していることが、疫学的にも実証されている。