なぜあの人の手は美しいのか?老け手を防ぐ綺麗な手の特徴と改善習慣
「若い頃には目立たなかった手の甲の血管が青黒く浮き出てきた」「節々がごつごつしてシワが深くなった」といういわゆる「老け手」現象。この背景には、皮膚科学的な2大要因が存在します。
最大の原因は、紫外線(特にUV-A波)の蓄積による光老化です。手の甲は一年中露出しているにもかかわらず、日焼け止めの塗り直しが最も怠られやすい部位です。波長の長いUV-Aは真皮層深くまで到達し、肌のハリを支えるコラーゲンやエラスチンを破壊します。その結果、肌の弾力が失われ、細かなちりめんジワや深いシワが刻まれます。
もう一つの要因が、加齢に伴う皮下脂肪の減少と真皮の菲薄化(ひはくか)です。手の甲の皮膚はもともと顔の皮膚の約3分の1程度の厚みしかありません。40代以降になると女性ホルモンの変化や代謝低下により皮下組織のボリュームが減少し、皮膚直下を走る静脈(背側静脈網)が押し上げられるように浮き出る「ハンドベイン」と呼ばれる血管浮きが顕著になります。