ペリカン便はなぜ消えたのか?統合舞台裏とゆうパック継承の真実

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話は2000年代半ばにさかのぼる。民営化を果たしたばかりの日本郵政グループと、民間物流の雄であった日本通運株式会社。両者が手を握った背景には、急速にシェアを伸ばすヤマト運輸や佐川急便に対する強い危機感があった。当時、日本通運の「ペリカン便」は業界シェア3位、郵便事業の「ゆうパック」は4位。単独では首位争いから取り残されかねない状況下で、両社は規模の経済を追求する道を選んだ。

「3位と4位が組めば、業界2位へと一気に躍進できる」。経営陣の目論見は明快だった。だが、文化もインフラも異なる二つの組織を束ねる作業は、想像を絶する難航を極めることとなる。

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