原価割れとは?企業が損して売る理由と違法リスク・独禁法を徹底解説
企業が健全な経営を続けるためには、どこまで価格を下げたら原価割れ・赤字になるのかという境界線、すなわち損益分岐点を常に正確に把握しておく必要があります。
損益分岐点売上高は、以下の計算式で導き出せます。
損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ 限界利益率
※限界利益率 =(売上高 - 変動費)÷ 売上高
変動費とは、仕入れ原価や外注費、発送運賃など「売上に比例して増える費用」です。固定費は、家賃や社員の基本給など「売上に関わらず発生する費用」を指します。
仮に単品レベルで売価が変動費(仕入れ原価等)を下回っている場合、限界利益そのものがマイナスとなります。この状態では、どれだけ販売数量を増やしても固定費を1円も回収できず、売れば売るほど赤字が指数関数的に拡大します。値下げキャンペーンを企画する際は、売価が変動費を上回っているかを事前に確認することが鉄則です。